2018年8月のグーグルアップデートでかなりの順位変動があったみたいだけど、SEOはこれからどうなっていくんだろう?
今回はこんな疑問を感じた人向けの記事です。
これまで、コンテンツSEOといえば、網羅的な情報を入れて長文の記事を作れば評価される時代でした。いわば、網羅性SEOの時代。
でも、これからは独自性・専門性SEOの時代に変化していくと思います。
このような状況の中、ボク達はどうやって変化に対応すればいいのでしょうか?
今日はそんな話。
コンテンツSEOでは情報の網羅性から独自性・専門性が評価されるように
This week we released a broad core algorithm update, as we do several times per year. Our guidance about such updates remains the same as in March, as we covered here: https://t.co/uPlEdSLHoX
— Google SearchLiaison (@searchliaison) 2018年8月1日
冒頭にも書きましたが、2018年8月に、Google検索エンジンの大幅なアップデートがありました。
幸い、フォーナウがこれまで作ってきたコンテンツに目立って大きな変化はなかったのですが(上がった方が多い)、世の中的にはかなりの順位変動が起きてダメージを食らった人もいたようです。
そんなSEO界隈の話をまとめますと・・・
- 医療専門でないライターが書いている健康系メディアが下がった
- 同じく、健康系のアフィリエイトサイトが大打撃をうけて500万/月の売上が飛んだ
- FPなどお金の専門家でないライターが書いている、金融系のメディアが下がった
こういうのを見ると、われわれはGoogle様の意思の元で暮らしていることが、あらためて分かりますよね。月500万の売上をあげていたサイトのやり方は間違っていたと、神の裁きが下ったという感じです。いや、でも怖い。
で、今回のアップデートで分かったのは、Googleは、今後さらに専門家の意見を重視するようになったということ。特に、YMYLでは顕著です。
お金とか健康など、人の生活に大きな影響を与える情報(が掲載されているページ)のことを指します。
これまで(今でも)、コンテンツSEOに必要なことは、ユーザーが知りたい情報を網羅的に入れるということでした。
そして、その結果、検索上位を目指すなら情報をたくさんいれなくちゃと、どんどん文字数が多くなり、10,000文字を超えるような長文コンテンツが多くなってきました。
でもこれからは、「何を言っている」よりも「誰が言っている」が重視されるように変わっていくということです。
コンテンツSEO的に考えると網羅性だけではユーザーに十分役立つ情報を与えられない
では、なぜ「何を言っている」から「誰が言っている」へ変化しなくてはならないのでしょうか。
それに対するGoogleの答えはいつもシンプルです。
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」
そう、これだけ。
つまり、網羅性のある情報だけじゃ不十分。独自性とか専門性のある情報の方が、ユーザーにとってより役に立つ。ということです。
だって、情報の網羅性だけがコンテンツを評価する基準であれば、コンテンツはこれからもどんどん長くなり、読みづらくなる一方です。
アフィリエイトサイトによくある「オススメ100選!!」とかいう明らかに文字数稼ぎが目的で、実は、ユーザーの役に立たないページがドンドン生まれてしまうでしょう。
腕時計のオススメ100個とか図鑑かっ。
それでもコンテンツSEO的には網羅的な情報をいれたコンテンツが主流
とはいっても、2018年現在、コンテンツSEO的には、網羅的な情報を入れた長文コンテンツが主流です。
ちなみにキーワードを「SEO」として、検索上位10位までのサイトの文字数を調べてみたら以下の通りでした。
最大文字数:22745文字
ながっ・・・。でも、この情報みんなタダで手に入るなんて、インターネットってすごい。
いやでも、読みづらい・・・。
まぁ、「SEO」みたいに、検索目的があいまいなキーワードだと、あれもこれも情報を入れる必要があるので、余計に文字数が多くなるんでしょうね。
でも今後は、目次ページなどうまく使ったサイトが評価されるんじゃないかと思ってます。だって、どう考えても長すぎるコンテンツは、読みづらいです。
ということで、やはり、網羅的な情報をいれた長文コンテンツが評価されている現状は、変わっていくと思います。
網羅性のあるコンテンツがダメなら今後のコンテンツSEOはどうしたらよい?
んじゃ、今後のコンテンツSEOはどうすればよいかってことですが・・・。
「専門家の作ったコンテンツしか評価されないなら、個人はどうすりゃいいんだ?」
当然、こうなりますよね。
この対策として、個人だけでなく、法人もそうなのですが、Googleに向けたブランディングが必要になるかと思います。
ブランディングといっても、WEB上の行動のことを指していますが、具体的に思いつくのはこんなことです。
-
一貫性をもって発信している
主張していることに一貫性がありブレない。 -
納得感のある情報を発信している
エビデンスに基づいてロジカルな情報を発信しており、ユーザーが納得している。 -
発信した情報が他人から評価されている
発信した情報をユーザーがSNSなどで評価している。他のサイトから評価されている。 -
発信した情報に責任をもっている
発信者が誰であるか明らかにしている。発信者に連絡する方法を備えている。
結局、正解はだれにも分からないのですが、そういうときは原点に立ち戻って、「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」ことを思い出せばいいのだと思います。