デジタルマーケティング戦略構築プロジェクト終了
昨日のこと。
5ヶ月ほど続いたデジタルマーケティング戦略構築プロジェクトを無事終了することができました。クライアントの社長が出席する中、2時間に及ぶプレゼンと質疑応答。熱のこもったよい議論ができました。ご提案の内容は概ねご了承を頂き、多少の社内調整は残っていますが、今後は実施フェーズにうつっていきます。
今回のプロジェクトはパートナー会社がメインで受注し、弊社は「調査・戦略構築・プランニング」を担当しました。戦略構築で今回のプロジェクトは一区切りつきましたが、今後行われる実施フェーズにも引き続き参加することになっているので、頑張ってよい仕事をしたいと思ってます。
提案内容は、ボクがずっと以前から関わってきたCRMの考え方をベースにしたもの。CRMの仕事をし始めてもう10年以上経ちます。なので、斬新なプランというわけではありません。ただ、以前はアイディアだけが先行し、構築コストの関係からCRMはなかなか実現することがありませんでした。でも最近では、テクノロジーの進化によりコストが飛躍的に下がったお蔭で、ようやく実現できるようになり、これまでの過去を振り返るとなかなか感慨深いものがあります。
詳しく言えないので、ざっくりですが今回のプロジェクトでやったことは以下の通り。
- カスタマーインタビュー
- カスタマージャーニー構築
- デジタルマーケティング戦略構築
- 施策プランニング
カスタマーインタビューから、カスタマージャーニーを導きだし、そこをベースに戦略立案、施策プランニングを行うのは王道です。よくやるパターンです。
デジタルマーケティングの実施フェーズで大切な事
現在、マーケティング業界でバズワードになっているデジタルマーケティングですが、多くの企業が導入を検討したり、既に導入をしています。
デジタルマーケティングを導入するには、先ず、WEBサイト、システムの構築など仕組みを作ることが必要ですが、ブームにのって、デジタルマーケティングの仕組みを作ったまではいいものの、うまく活用できていない企業が多くあるんですね。なぜそうなるかというと、デジタルマーケティングを有効に活用していくには、運用側(企業のマーケティング担当者)のスキルが必要なのです。この場合のスキルとは、ツールを使ったり、キャンペーンを企画、運用することではなく、マーケティングの設計ができること。
運用側に必要なスキル
- 市場をセグメントしターゲットを定める
- ターゲットにアプローチし、見込み顧客リストを集める
- 見込み顧客の育成
- マーケティング担当、営業担当との連携
- これらの適正コストの算出
- KPI設定および評価
ざっとあげるだけでもこのようなスキルが必要で、企業内にこのような人材がいなければ、アウトソーシングするか、教育するかのどちらかが必要です。
昨日、最終報告をしたクライアントでは、この点を非常によく理解していて、
「戦略は分かった、施策プランも分かった、仕組みが必要なことも分かった。でも、今の体制だと運用が出来ないので引き続き手伝ってほしい。」という非常にありがたいオファーを頂きました。
我々は、分析をするだけではなく、制作をするだけでもないWEBコンサルティング会社なので、そのようなオファーは願ったりかなったりなのです。結果が出なければ、我々はクビになり、クライアントのデジタルマーケティングも「成果が出なかったね」と継続されることは無いでしょう。必ず結果を出すように、気を引き締めて頑張りたいと思います。