株式会社フォーナウ

ECサイトのメールは「売れっ子キャバ嬢のメール」を参考にしよう

ECサイトと顧客のコミュニケーション手段としてメールは古典的な手法になりましたが、依然として有効な手段です。今でもメールを上手に活用することにより、顧客に再購入を促すことができます。

メールを使って顧客とのコミュニケーションを上手にとって、再購入(来店)を促しているといえばキャバ嬢ですね。彼女たちは、普段からメールのやり取りと通じて顧客との関係を深め、ここはお店に来て欲しいというタイミングで「お願いメール」を送ります。

この時、売れっ子キャバ嬢は、他の普通の女の子たちとちょっと違うメールを送ります。やはり売れっ子には、そうなる理由があるあるんですね。

ということで今回は、「売れっ子キャバ嬢が送るメール」を参考にしながら、ネットショップが顧客にどんなメールを送ればいいのかを考えてみることにします。

それではいきます!

売れっ子キャバ嬢の人気の秘密

キャバクラにいって女の子に「連絡先教えて」というと、LINEとかメールとか教えてくれますよね。可愛い女の子の連絡先をゲットして「俺ってモテるな」と思うかもしれませんが、勘違いしないでくださいね。女の子にとってはあれは仕事です。

で、次の日になると連絡がきます。そのメールの内容で人気のある女の子か、そうでもない子か分かります。

「昨日はありがとうございました。とても楽しかったです。また来てくださいね!」

こんなメールを送ってくるのは、人気がないか、あまりやる気がない女の子かどちらかです。(やる気がないと人気も出ませんが)内容が当たり障りないですもんね。これなら誰に送っても同じ内容でいけます。

コピペで一斉送信してもいける内容なので、そんなメールにはお客さんも反応しにくいのです。だからせっかく送ったメールに返事が返ってこないし、またお店に行く可能性も低くなってしまいます。

これが、人気のある女の子の場合だと違います。

「昨日はありがとうございました。〇〇さんの話がとても楽しくて時間がすぐに過ぎちゃいました。ゴルフの話とても面白かったです。今度、ゴルフの打ちっぱなし連れて行ってくださいね!早くコースデビューしてみたい。ではお仕事頑張ってください。」

人気のある女の子は、〇〇さんとちゃんと名前をいれて、話した内容について軽く触れて、そして今度お店以外でも会えるかも・・・、ゴルフも一緒に行って・・・、それから・・・とホゲホゲな妄想を抱かせるのが上手なのです。

このメールはあなたのために送ってますという「あなただけ感」を演出するのです。そうすると・・・。

「こちらこそありがとう!楽しかったよ!そうだね~ゴルフの打ちっぱなし行こうか。いつにする?」

なんて感じに喰いついてきます。お客さんは打ちっぱなしでデートできるなんて考えていますが、打ちっぱなしの後は、お店に同伴することになります(笑)

ネットショップからのメールはどうあるべきか

さて、冒頭でも言いましたが、古典的な方法ではありますが、ネットショップにとってメールは相変わらず有効なコミュニケーションツールです。楽天やAmazonもメールがバンバン飛んできますが、やはり、リピート購入を促すにはメールを活用することが不可欠なのです。

ただ、ここで気を付けたいのが、メールの送りすぎです。いくらお気に入りのショップといっても、毎日、毎日じゃんじゃかメールが来たら配信停止しますよね。

確かにたくさん送ると一時的に売り上げはあがるのですが、顧客が離れてしまってはどうしようもありません。メールは多くても週に2回程度にとどめておきましょう。

優待オファーで「あなただけ感」を演出しよう

さて、人気のキャバ嬢のメールで説明した「あなただけ感」ですが、ショップからのメールをそのように演出するにはどうすればよいでしょうか?

名前差し込み機能を使おう

ちょっとシャレたレストランに行くと、〇〇様と名前で呼ばれてサービスしてくれますよね。確かに「お客様」と呼ばれるよりも「〇〇様」と名前で呼ばれた方が大切にされている感じがするものです。

ということで、メールでも顧客を名前で呼びましょう。「オレンジメール」などのメール配信サービスには、名前差し込み機能がついています。送られるメールにメール登録者の名前が自動的に差し込まれるので、そういう機能を活用しましょう。

「あなただけの優待オファー」を企画して案内しよう

「誰でも2割引き!」のような、全体的な安売り感を出すことも時には必要ですが、優待オファーは「今だけ」「あなただけ」を演出してその価値を高めてください。

オファーとは、割引、プレゼント、ポイント、クーポンなどがあります。「これまで購入回数3回以上の方への感謝割引セール」のように顧客を均一に扱わないようなオファーするのがコツです。

ここで大事なのは、顧客をどうやって区別するかです。区別の仕方は無限にありますので、効果的なセグメンテーション(区別の仕方)を見付けて優待オファーを企画することが必要になります。

まとめ

「お客様は神様です。」と言われますが、ショップにとって、全ての顧客が同じ価値のある神様ではありません。何度も買ってくれたり、たくさん買ってくれたりする顧客こそ、より大事にすべきなのです。

顧客によって割引率を変えても問題はないですし、「あなただけ感」を出すには、むしろそうすることが必要です。

以前はメールを出し分けするには、ちゃんとシステムを組まないとできないこともありましたが、技術が進歩して、以前よりずっと安価に簡単に行うことが可能になりました。是非、人気キャバ嬢のメールを参考にして「あなただけ感」を演出したメールを顧客に送ってみてください。



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