集客効果のあるコンテンツSEOは、誰でもはじめることができます。
でも、こんな声も耳にします。
「やってみたいけど、どうやって始めれば良いのかわからない。」
「とりあえずブログを書いてみたけど、集客効果が全くない。」
コンテンツSEOは適切な手順で取り組めば、最も有効な集客手段の一つになります。しかし、知識や下準備なしにひたすらコンテンツを作っているだけでは、効果はほとんど期待できません。偶然集客につながるコンテンツを作ることができても、継続できないのです。
今回は、コンテンツSEOについて、0からわかりやすくご説明します。Webサイトからの売り上げを拡大したいけど、集客がうまくいっていないと悩んでいる方は、この記事の手順に従って、コンテンツSEOをやってみてください。
それでは、いきます!
目次
2 コンテンツSEOの手順と準備
2-1 キーワード選定
2-2 競合調査
3 コンテンツSEOの実践ライティング
3-1 ターゲットの明確化
3-2 ユーザーニーズの把握
3-3 コンテンツの目的
3-4 表記ルールの確認
3-5 コンテンツ設計全体構成(目次)を作る
3-6 書き出しの書き方
3-7 コンテンツの文字数
5 まとめ
コンテンツSEOによる集客とは
コンテンツSEOとは、「コンテンツ」と「SEO」を組み合わせた言葉です。
SEOとは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のことで、検索サイトにおける検索結果で、自社サイトが上位表示されるように対策することです。SEOによって検索サイトから購入意欲の高い見込み顧客を呼び込み、売上アップに繋げることができます。
コンテンツSEOとは、検索ユーザーに役立つコンテンツを提供することで、SEOを実現する施策です。
価値のあるコンテンツは、検索エンジンに評価され上位に表示されるようになります。更に自然と読者によってシェアされ、他サイトからリンクが貼られます。
シェアやリンクが増えれば、それだけ多くの人に支持されている情報と判断され、また更に上位表示されるようになり、ひいてはコンテンツSEOにより見込み顧客をサイトに集めることができるのです。
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コンテンツSEOの手順と準備
コンテンツSEOでは、書きはじめる前の準備が重要です。それでは、実際の手順を一つ一つ説明していきます。
キーワード選定
最初に、これから作るコンテンツのキーワードを決めます。検索サイトでどんなキーワードで検索された時に、上位表示させたいのかを考えます。
検索数の多い単独のキーワード(=ビッグワード)でいきなり上位に表示されるのは難しいので、複数の単語を組み合わせた、複合キーワードを見つけることをお勧めします。複合キーワードで上位表示されるようになると、サイト自体の評価が上がり、ビッグワードでの上位表示も狙えるようになります。
例えば、サプリメントを販売しているショップでは、「サプリメント」と検索された時に上位表示されれば、集客につながります。しかし、Googleで「サプリメント」を検索すると約1億件もヒットし、競合サイトがあまりにも多すぎます。これが「サプリメント 亜鉛」であれば、約35万件に減ります。
また、「サプリメント」と検索した人よりも「サプリメント 亜鉛」や「サプリメント 高血圧」、「サプリメント 肌荒れ」と検索した人の方がより購入意欲の高い人であると考えられることも複合キーワードをキーワードに選定する理由です。
それでは具体的に、キーワードを選定する手順をご紹介します。
キーワードの洗い出し
複合キーワードを探すには、便利な無料ツールがあります。
無料ツールの中では「Googleサジェスト キーワード一括DLツール」が便利です。
このツールのキーワード欄に単語を入力すると、複合キーワードの候補を機械的に表示してくれます。
需要(検索数)の確認
複合キーワードを洗い出したら、次に検索需要が十分にある候補を選別します。検索数を調べるには、Googleアドワーズのキーワードプランナーが便利です。
本来はGoogleに広告を出すためのツールですが、キーワードの月間平均検索数を調べることができます。(広告費用を払わない場合は、月間平均検索数はおおよその数字で表示されます。)目安としては、月間平均検索数が1000以上あるキーワードに絞りましょう。
ただし、あくまでも目安として考えてください。月間検索件数が少なくても、多くのアクセス数がある場合もあります。
●キーワードプランナー
https://adwords.google.co.jp/keywordplanner
キーワードと優先順位の決定
複合キーワードを絞り込んだら、制作する優先順位をつけます。検索需要が多く、売りたい商品やサービスと関連性の高いキーワードを優先します。検索数が多くても、自社の集客に活かせないキーワードや、購買意向が低いと思われるキーワードはここで排除します。
ここで忘れてはいけないのは、目的はアクセス数の増加ではなく、売上や利益の増加だということです。
例えば以下のキーワードの月間検索ボリュームをみると、「サプリメント 27,100」「サプリメント 肌荒れ 170」「サプリメント 高血圧 90」で、サプリメントが圧倒的に多くなっています。「サプリメント 肌荒れ 比較」「サプリメント 高血圧 比較」に至っては検索ボリュームが少なすぎて表示されていません。
しかし、単に「サプリメント」と検索したユーザーよりも、「サプリメント+症状」や「サプリメント+症状+比較」などのキーワードで検索した人の方が購入意欲が高いので、こちらのキーワードを優先することになります。
競合調査
キーワードが決まったら、競合サイトを調査しましょう。Googleでキーワードを検索し、上位に表示されるページの内容を確認します。
競合の基本情報を確認
競合サイトを確認して上位に大手企業や有名なWebサイトが表示されている場合は、自社のコンテンツで勝ち目があるかどうか検討する必要があります。確認するポイントは、コンテンツの質、ドメインのパワーです。
また、上位に表示されている競合のページを見て、自社の集客につながるか判断します。例えば、「サプリメント 販売」で上位表示されているのは、サプリメントの販売サイトではなく、サプリメントを販売したい人向けのページです。サプリメントのネットショップの集客には不向きなキーワードと判断できます。
競合のコンテンツを把握
自社コンテンツが上位表示されるためには、競合よりも優れたページである必要があります。競合のページを一つ一つ確認して、どのような内容になっているか確認しましょう。
Googleはコンテンツの有益性と独自性を重視します。そのため、競合に比べて読者の役に立つ内容であり、かつ独自性のあるコンテンツを作りましょう。
コンテンツSEOの実践ライティング
コンテンツのキーワードとベンチマークとなる競合サイトの分析ができたら、いよいよ実際のライティングに取り掛かります。ここでも、手順をしっかりと踏むことで、確実に価値のあるコンテンツを書くことができます。
ターゲットの明確化
最初に、誰に向けてコンテンツを書くのか明確にします。理想的な顧客の年齢、性別、家族構成、居住地、職業、収入、趣味、性格などを細かく想定します。これをペルソナといいます。ペルソナを想定することで、顧客の気持ちを深く理解しながらコンテンツを書くことができます。
ペルソナは、既存の顧客情報や予想可能な情報を元に設定します。顧客インタビューをすることができれば一番よいと思います。
なぜペルソナを作るかというと、ターゲットを「20代後半の女性」と想定しても、読者像が少しぼやけてしまいますね。
そこで次のようにペルソナを設定すると、ターゲットをはっきりとイメージすることができます。
ペルソナの設定例(実際はデータを元に決めましょう)
名前 山下 香織 28歳独身
「職業は大手企業の受付で、笑顔で訪問客に対応している。休日はヨガや料理教室に通って、ストレス発散と自分磨きに励む。最近の悩みは肌の乾燥…。」
ユーザーニーズの把握
コンテンツSEOでは、検索ユーザーが求めている情報をコンテンツに含めることが重要です。
この検索ユーザーのニーズは2種類あります。1つは顕在化された検索ニーズです。もう一つはユーザーも気づいていない深層心理にある潜在ニーズです。
例えば、「サプリメント ダイエット」で検索したユーザーの、検索ニーズは「ダイエット効果のあるサプリメントを知りたい」と想定できます。
一方、深層心理では「最近太りぎみなので痩せたい。でも、きついダイエットはやりたくない。運動や食事制限ではなく、楽な方法がいい。」と予想できます。
コンテンツの目的
そもそもコンテンツをつくる目的とは、ユーザーに行動してもらうことにあります。
ただ、それだけだとボンヤリしすぎなので、もう少し詳細にコンテンツの目的を定めることで、構成がしやすくなります。
どんな情報を提示し、その結果、ユーザーにどのように動いて欲しいのか決めておきましょう。
表記ルールの確認
書き始める前に、コンテンツに統一感をもたせ、更にペルソナが読み易い文章になるように、表記ルールを決めましょう。
例えば、「おしゃれ」というキーワードがあれば、20代女性向けには「オシャレ」で統一し、60代男性向けなら「お洒落」で表記するという感じです。
文体は、丁寧な印象を与えたければ「ですます調」、厳格な印象なら「である調」で統一しましょう。
漢字表記、ひらがな表記のルールも決めます。通常「鬱陶しい」や「躊躇する」などの難しい漢字は「うっとうしい」、「ちゅうちょする」とひらがな表記にします。
コンテンツ設計全体構成(目次)を作る
ここまでの準備を元に、コンテンツを設計します。すでに定めたコンテンツの目的に従って、ユーザーニーズを網羅した構成(目次)を作成しましょう。
書き出しの書き方
コンテンツの書き出しは非常に重要です。
無料で読むことができるWEBの情報は、ちょっとでも意に沿わない内容であれば、読者はすぐに離脱してしまいます。書き出しで、自分に関係がある有益な記事だと思わせることが大切です。
冒頭で、ユーザーニーズに応える内容になっていることをしっかりと伝えます。更に、ユーザーが自分では気づいていない潜在的なニーズに触れることで、「そうそう!まさにその通り!」と読者を引き込むことができます。
コンテンツの文字数
コンテンツの文字数に明確な基準はありません。しかし、コンテンツSEOで上位表示されるためには、検索ユーザーが知りたい情報を網羅的に含む必要があるので、ある程度の文字数が必要になります。
ところが一方で、情報を詰め込み過ぎて文章が長くなると、読みにくいコンテンツになってしまいます。
理想的な文字数とは、「網羅的な情報が入っていて、かつ読み易い分量」ということになります。
コンテンツにもよりますが、一般的には最低でも1500文字以上は必要と言われています。
今は、コンテンツの文字数がどんどん増える傾向にあり、中には10,000文字を超えるコンテンツもチラホラ見かけます。そこまで情報を詰め込まないと上位表示されないようになってきているのですね。
ただこの傾向、検索ユーザーにとってよいことばかりではありません。情報満載のページは、本当に欲しい情報を見付けるのに苦労しますし、やはり読みにくくなります。
どこかの段階で、Googleが検索アルゴリズムを変更してくるだろうと予想しています。
効果測定とPDCAサイクル
コンテンツは書いたら終わりではありません。定期的に効果を測定し、PDCAを回して、どんどん改善していきましょう。
Google Analytics、Google Search Consoleでアクセス数や流入キーワードを調査して計画通りに進んでいるかどうかをチェックしてください。
検索順位が何位なのかを調べるのは「検索順位チェックツールGRC」が便利です。登録サイト数が限定されますが、無料でも使えます。
まとめ
コンテンツSEOは手順を追って取り組むことで、確実に成果を出すことができます。まずは、ターゲットにするキーワード選びが重要です。Googleのツールで定量データを活用しながら、適切に絞り込みましょう。
コンテンツの設計では、最初にペルソナを細かく定義することがポイントです。はじめは手間に感じるかもしれませんが、ユーザーニーズがしっかりと把握でき、後の作業がしやすくなります。コンテンツを作るときは、そのペルソナに優しく丁寧に説明してあげるイメージで書いていきます。
一歩ずつ手順を踏みながら、ぜひ取り組んでみてください!