ショップに知名度があるからお客さんが勝手にどんどん来てくれるとか、潤沢な広告予算があるので集客には困らないという特別な場合を除いて、どのショップも集客には頭を悩ませるものです。

「扱っている商品には自信がある。
お客さんがたくさん来てくれれば、もっともっと売れるはず。」

そう考えている方はいませんか?

ECサイトの集客がうまくいかない理由のひとつとして、ショップの特徴に合わせた集客をしていないことがあげられます。

ショップの規模や取り扱い商品が変われば、ユーザーの意識や行動も変わります。当然、効果的な集客方法も変わるのです。

流行りのコンテンツマーケティングだって、全てのネットショップに向いているとも限りません。

どのショップでも集客のやり方は同じではなく、自分の店にあった方法で集客することが必要です。

そこで今回は、ECサイトへの集客のポイントについて説明したいと思います。ネットショップへの集客で悩んでいる方は、この記事を読めばどうやってお客さんを集めればいいのか分かってくると思いますよ。

それではいきます!

ネットショップ(ECサイト)の集客はみんな知ってる方法だけ


実は「ECサイト集客」にとっておきの秘密の方法があるわけではありません。じゃじゃーんと、秘伝の技を公表できれば一番いいのですが、結局は、みんなが知っている次の方法しかないのです。

  • 広告による集客:
    リスティング広告やリマーケティング広告などインターネット広告による集客。
  • メディアによる集客:
    TwitterやFacebookなどのSNSでの拡散、ニュースサイトに取り上げてもらうことなどによる集客。
  • 検索による集客:
    GoogleやYahoo!など検索エンジンからの集客。
  • 他にもクチコミや、(顧客)リストによる集客も考えられますがここでは省略。

    ネットショップ(ECサイト)の集客方法基礎知識

    では、集客の具体的な方法について説明したいと思います。

    リスティング広告・ディスプレイ広告による集客

    ECサイトでよく利用される広告は、「リスティング広告」と「ディスプレイ広告」です。

    リスティング広告

    リスティング広告は、検索エンジンで、あるワードを検索したときに連動して表示される広告です。
    たとえば「アパレル 求人」と検索したときに赤枠のような広告が表示されます。

    広告料金は入札制になっていて、お金をたくさん払えば、より目立つ位置(ページの上の方)に表示させることができます。

    「広告」とタグが入っているので、広告だと分かります。


    ディスプレイ広告

    一方、ディスプレイ広告は、色々なサイトの広告枠に表示される広告のことです。色々なサイトって、少しわかりにくいですね。法人がやっている巨大なサイトから、個人のブログまで、まさに色々なサイトです。

    ECサイトである商品を見た後、他のサイトを見ていたら、以前見たことのある商品の広告が表示されたことはありませんか?

    これもディスプレイ広告です。ディスプレイ広告では、一度サイトに来た人に広告を表示させることができることができます。

    Googleでは「リマーケティング広告」、Yahoo!では「サイトリターゲティング広告」と呼ばれています。

    赤枠がディスプレイ広告です。このように個人のブログも広告が表示されることがあります。(マンションのサイトを見ていたので、マンションの広告が表示されています。)

    SNS(ソーシャルメディア)による集客

    国内のFacebookのアクティブユーザーは2,700万人、同じくTwitter4,000万人、そしてInstagram1,600万人と言われています。

    これだけ多くの人が集まる場所を利用しない手はありません。

    あなたのサイトで商品を購入した人が、SNSで紹介してくれることがありますし、SNSを通じてユーザーとコミュニケーションを図ることで商品の販促や、顧客対応を行うことができます。

    Twitterアカウントの育て方

    Twitterのアカウントを作ってみたけど、フォロワーがなかなか増えないと聞くことがあります。Twitterのフォロワーを増やして、アカウントを育てるコツは「自分のやりたいことをしない、言わない」です。

    例えば、商品を知って欲しいからといって、商品情報をブツブツとつぶやいてもフォロワーは増えません。

    逆に「他の人がして欲しいこと」をするとフォロワーは増えます。

    例えば、誰かが困っていれば積極的に声をかけて悩みを解決してあげたり、誰かの何気ないつぶやきに反応してあげたりするのです。自分のつぶやきを3割、他の人への反応を7割くらいにします。

    これを繰り返していると徐々にフォロワーが増えてきます。ある程度フォロワーが増えてきたら、自分のつぶやきの割合を増やします。

    十分にアカウントが育ってきたと感じたら、ようやく自分のして欲しいことをつぶやきましょう。

    SEOによる集客

    検索からの流入者を増やすには、SEOが必要です。SEO対策とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ある商品名が検索されたときに、その商品のページが検索結果の上位に表示されるようにページを最適化することです。

    最近、検索結果の上位に表示されるには、どんな情報(コンテンツ)を作ればいいのかが盛んに言われていますが、先ずは情報の入れ物としてのサイトがしっかり作られていることが必要です。これをSEO内部対策と言います。


    詳しい記事がありますので、リンクを貼っておきます。

    SEO内部対策で行うべき20の事(外部のサイトに移動します)

    コンテンツマーケティング(ブログ)による集客

    検索エンジンに評価されるようにWEBサイトをしっかり作るというSEO内部対策に対し、コンテンツやブログを書くことで、検索結果の上位に表示させる一連の施策がコンテンツマーケティングです。

    コンテンツマーケティングは、コンテンツやブログの制作を内製化すれば、広告費に頼らずに集客をすることができます。ただ、上位に表示されるようなコンテンツを制作するのはノウハウが必要ですし、手間がかかるので外注するのもひとつの方法です。

    ブログを運営してネットショップに集客する方法についてはこちらの記事で詳しく説明しています。合わせて是非ご確認ください!

    【関連記事】ネットショップのブログ運営を成功させる方法


    ブログ運営に成功しているネットショップが共通してやっていることや、外せないポイントについて分かりやすく説明しています。


    商品やアイテム数でネットショップ(ECサイト)集客を変える

    さて、冒頭でも触れましたが、あなたのECサイトがどんな商品を取り扱っているのか、アイテム数はどれくらいかによって最適な集客施策が変わってきます。

    それでは、ショップの特徴ごとに説明しますね。

    商品数が多いネットショップ(ECサイト)の集客

    商品数が多い大規模なショップの場合は、豊富な商品数をいかした検索による集客が主力になります。

    検索順位をあげるSEO対策が有効です。検索結果に対して広告を表示させるリスティング広告も有効です。


    商品数が少ないネットショップ(ECサイト)の集客

    商品数が少ないECサイトでは、検索からの集客では限界があるので、集客にはやや苦戦することがあります。

    自然検索による流入だけでなく、検索結果に表示されるリスティング広告や様々なサイトに表示されるディスプレイ広告、比較サイトなどで商品を紹介してもらうアフィリエイトなど、メディアも活用して集客を行う必要があります。


    有名ブランド商品を取り扱っているネットショップ(ECサイト)の集客

    家電製品やスポーツ用品のような有名ブランドの商品を取り扱っているサイトは集客に有利な状況にあります。基本は、SEO対策とリスティングが中心の集客になりますが、有名ブランド商品を数多く品揃えしていると、それだけでもお客さんを呼べるようになります。

    また、注文を受けてから仕入れるという方法をとれる場合、取り扱い商品数を大幅に増やすことができるので、さらにサイト集客力がたかまりどんどん良い循環を生むことがあります。


    専門性の高い商品を扱っているネットショップ(ECサイト)集客

    格闘技商品や薪ストーブなど、ターゲット市場が小さいニッチ商品を取り扱っているショップの場合も検索による集客が多くなるはずです。

    なぜなら、ニッチ商品の情報はあまり多く流通していないにもかかわらず、ユーザーは専門的な情報を求めていることが多く、積極的に商品情報を検索しようとするからです。

    そのため、ニッチ商品を取り扱うショップでは、SEO対策による集客が有効です。商品に関する詳しい情報を載せたコンテンツを作成するのは効果的な方法といえます。


    オリジナルブランド商品を扱っているネットショップ(ECサイト)集客

    オリジナル商品を販売している場合は、商品の知名度が低いので、まずは商品を知ってもらうことが必要です。

    知名度をあげるには広告が必要です。広告以外にもSNSのようなソーシャルメディア、アフィリエイトなどインターネットメディアを使った集客施策も有効です。

    オリジナルブランド商品と言っても、「荒れ専用クリーム」や「口臭防止スプレー」など、コンプレックスがニーズになっている商品の場合は、ユーザーは情報を積極的に検索するので、コンテンツマーケティングが有効です。

    コンテンツマーケティングによるネットショップ(ECサイト)の集客事例

    それでは、コンテンツマーケティングを活用することで集客しているECサイトの事例をいくつかあげたいと思います。

    北欧、暮らしの道具店

    ECサイトのコンテンツマーケティングではとても有名なサイトです。

    暮しにまつわる様々なテーマの記事があります。商品を前面に押し出して紹介するのではなく、スタッフが実際に暮らしの中で使用するシーンが紹介されています。そうすることで、ユーザーは北欧のシンプルなライフスタイルについて自然なかたちで、共感し、北欧雑貨のある暮らしについてイメージできるようになります。

    石けん百貨

    洗濯用洗剤から赤ちゃん用のボディソープまで、あらゆる石鹸(洗剤)を取り扱っているECサイトの石けん百貨です。コンテンツの領域は多岐にわたり、成分やサイズなど商品の基本情報だけでなく、なぜ洗剤が汚れを落とすのかなど、知識欲をくすぐるような情報も用意されています。

    以前、他の仕事で洗剤について調べる機会があったのですが、その時、何度も石けん百科のコンテンツを見かけました。多くのコンテンツが検索結果の上位に表示されていて、サイトへの集客につながっていると思われます。

    メガネスタイルマガジンOMG PRESS

    ネガネのECサイト Oh My Glasses TOKYOのオウンドメディアです。

    商品はメガネの街で有名な鯖江で作られていますが、店の名前はTOKYOです。メガネって購入の際に細かな調整が必要なので、通販には向かないと思ったのですが、無料試着できるなど、ユーザーをフォローするサービスが充実していて心配なさそうです。度付きレンズは、眼科で視力を計ってもらって、処方箋を送ればいいそうです。

    オリジナルブランド商品の紹介や、メガネのメンテナンスの仕方や選び方など、購入を検討している人にとっては興味の湧くコンテンツが揃っています。

    GDO

    ゴルフが趣味の方にはおなじみのGDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)です。

    正確にはECサイトではなくゴルフポータルサイトですが、ショップも運営しています。ポータルサイトだけに、ゴルフに関する様々な情報が掲載されていて、SEO的にはほとんどのキーワードを網羅していると思われます。

    楽天 それどこ

    楽天も「それどこ」というオウンドメディアを運用してます。

    「それどこ」のコンテンツは、ヨッピーさんやARuFaさんなど、ネット界で人気があり、コンテンツの拡散力のあるライターによるものが多いのが特徴です。

    そのため、オーガニック検索による流入よりも、SNSのシェアからの方が多いと思われます。以前は、全く商品紹介をしない記事が多かったのですが、最近では商品寄りのものが多くなってきた気がします。

    まとめ

    さて、今回はECサイトの集客についてまとめてみました。

    集客の方法は、SEOや広告、ネットメディアの活用など様々な方法があり、全てに詳しい知識を持つのは大変なことです。

    また、記事中でも触れましたが、取り扱い商品や、アイテム数などのショップの特徴に合わせて、適切な集客方法が変わります。このようなことが、サイトへの集客を難しくさせているし、多くのECサイト担当者を悩ませていると思います。

    集客を外部のコンサルタントに頼るというショップが多いのもこのような理由からですね。

    今回、説明したECサイトへの集客方法は基本的なことです。知識を得るだけではなく、ぜひ実際に集客にチャレンジしていただいて、実践しながら知識をお役立てください!