コンテンツSEOに関する書籍を読むと、冒頭文(書き出し)が大事だから特に力を入れろと言われる。そういわれてもどうやって書いたらいいのかよく分からない。冒頭文をうまく書くコツがあれば知りたいなぁ・・・。
ということで今回は、コンテンツSEOにとって最適な冒頭文を書くためのコツ(共感と期待を冒頭文に入れる)についてお伝えします。
そう、ポイントは「共感」と「期待」なんです。
一体どういうことでしょうか?
現場で貯めたノウハウを書いたので、ぜひ読んでみてください。
それではいきます!
コンテンツSEOの冒頭文に必要なのは共感と期待
SEOを考慮してコンテンツを作ろうとすると、情報を多くいれる必要があります。
4,000文字とか5,000文字、最近では10,000文字を超えるコンテンツもチラホラ見かけます。
このような長文のコンテンツになると読む方が大変です。
読み手に負担がかかると、最後まで読んでくれず、SEO的に評価が低くなってしまいます。
↓
情報量を増やす
↓
読み手に負担がかかる
↓
評価が下がる
この矛盾を解決しなくてはならないのですが、それにはコンテンツの冒頭文(書き出し)が大切になります。
たとえば、冒頭文を読んだユーザーに、こんなふうに感じてもらえるとベストです。
- 冒頭文に自分が感じていること、思っていることとが書かれているのに気づく
- 「ここには、自分が読むべき情報が書かれているみたいだな」(共感)と感じる
- 「どうやら役に立つ事もありそうだし、もう少し読んでみよう!」(期待)とコンテンツを読み進める
ユーザーの本当の悩みを知るのが共感してもらう近道
人は思っていることや感じていることを言い当てられると「そうそう! 実は、そうなんだよね」と、その相手が言っていることについて耳を傾け、共感するようになります。
そうそう!同じこと思ってた!
このサイト分かってるなぁ
そもそも検索ユーザーは、何か困っていること、解決したいことがあるから検索します。
その困っていることについて、こんなことで困ってるでしょ? こんな大変なことってあるよね? と気持ちを察してあげるのです。
そのため、コンテンツを作るときは、ユーザーが何に困っているのかを予め理解しておく必要があります。(ココが大事)
ただし、ユーザーが困っていることは、検索ワードそのものの場合もあるし、検索ワードの陰に隠れている心理の時もあるので注意が必要です。
ちょっと説明します。
- 検索ワードと困っていることがイコールの場合
「クレジットカード 紛失」と検索した人は、カードを紛失して困っている。
いますぐに、何をしなければならないかを知りたい。 - 検索ワードの陰に隠れていることで困っている場合
「家事 時短」と検索した人は、表向きには「家事の時間を短くしたい」というニーズを感じている。でも、本当に困っているのは「家事の負担が大きくて、自分の好きなことをする時間を持てない」ということ。読書をするとか、ドラマを観るとか、自分の好きなことをする時間を持ちたいから、家事の時間を短くしたいと考え、「家事 時短」と検索している。
中身をチラ見せして期待を持たせる
「共感」と並んで、もうひとつ大切なのは「期待を持たせる」ことです。
読むメリットを伝えるには、冒頭文である程度中身をチラ見せすることが大事。
「おおっ!なんかスゴそうだから読んでみるか」
「どうやら、悩みが解決できそうだから読んでみよう」
という気持ちにさせて、読み進めるモチベーションを与えます。
反対に、読まないデメリットを伝える方法もあります。
この場合、やり方は気を付けなくてはなりません。
ちょこっと脅して「この先を読まないとこんなデメリットがある」と伝えるのです。
例えば「家事 時短」と検索した人の場合は、こんな感じです。
「このまま、家事に追われ続けていたら、そのうち自分の好きなことができるチャンスが無くなってしまうかもしれませんね・・・。」
ただし、やり過ぎると印象が悪くなるし、言っていることは正しいんだけど、暗い気持ちになるコンテンツになってしまうので注意してください。
コンテンツSEOの冒頭文はリズム感のある文章を心がける
冒頭文は、スラスラと読めるように、リズム感のある文章を心がけましょう。
そのためには、以下のことに気を付けてください。
- 一つの文章の中にはひとつの意味を
一文の中に入れるのは、ひとつの意味だけにする。もしも、一文の中に複数の意味が入っている場合は、あえて二つに分ける。 - シンプルな文章にする
上と似てますが・・・、長い言い回し、形容表現、接続詞に注意してシンプルな文章にする。記事を作成し、校正時に余分な言葉をカット。 - 息継ぎに注意する
読みやすい文章には息継ぎが必要。息継ぎのタイミングで文を終えるか、句読点を打つ。また、読点や感嘆符、疑問符で終わった場合は、改行などルールを決めるとリズム間が生まれる。 - 箇条書きを使う
知ってほしいことや要点を整理し、箇条書きを使うと、ダラダラと続かないリズム感のある文章になる。
コンテンツSEOではシンプルな冒頭文が好まれる時もある
ここまで、共感とか期待とか言ってきましたが、そんなことにはあまり関係なく、もっとシンプルな冒頭文が好まれる場合もあります。
それは、「クレジットカード 紛失」「熱中症になってしまったら」など、検索ユーザーが一刻も早く解決方法を知りたい場合です。
例えば「クレジットカード 紛失」と検索している人は、カードを紛失したことに気づいて、急いで対応したいと思っています。
ほぉ、クレジットカードを紛失されたんですか。それは、さぞかしお困りでしょうね。分かります。分かります。
もしかしたら、あなたはいま目の前が真っ暗になってるんじゃないですか?
当方が、用意できる解決策は、えーと・・・。
フザケルナ!こっちは急いでるんだ!
二度と来るか!!
急いでいる時に、こんな対応をされたら、誰でもイライラしてどこかに行っちゃいますよね。
なんでもかんでも同じような冒頭文を書くのではなく、検索ユーザーのニーズにあったものにカスタマイズすることが大切です。
まとめ
今回は、コンテンツSEOに最適な冒頭文の書き方についてまとめてみました。
ここで、おさらいしておきます。
- 冒頭文には「共感」と「期待」をいれる
- 冒頭文は「リズム感」のある文章が大切
- とはいっても、ユーザーニーズに合わせて冒頭文を書き換えることが大切
以上のことに気を付けて、冒頭文を書いてみてください。
ではまた!